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Everpure | 株式会社ZOZO

ZOZOの進化を支える、止まらないストレージ基盤

年間購入者1200万人を超えるZOZOの成長を支えるストレージ基盤を刷新。Ever Agileプログラムの活用により、サービスを止めることなく最大負荷を30%以上も改善。

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課題
年間購入者数1,200万人を超える「ZOZOTOWN」の拡大に伴い、セール時のピーク負荷がストレージ基盤の性能限界に。将来的なトランザクション増加への対応と、リプレース時のサービス停止による機会損失の回避、運用の属人化解消が急務。
成果
負荷の劇的改善: コントローラのアップグレードにより最大負荷を30%以上低減し、処理速度が向上。 完全無停止の実現: 「Ever Agile」プログラムを活用し、ユーザーに影響を与えることなくFlashArray//X20R3からX70R4への無停止アップグレードに成功。 運用の最適化: 管理ツール「Pure1®」の導入により、年間約11%のワークロード増加を可視化。直感的なUIでチーム全体の属人化を解消。
約11%
Pure1でワークロード年間増加率 を可視化して早期対策へ
無停止
Ever AgileによりX20R3から X70R4へ、サービスを止めずに 性能向上
30%減
最大/平均負荷を大幅に改善、 ビジネス成長に余裕

概要

ファッションEC「ZOZOTOWN」、ファッションコーディネートアプリ「WEAR by ZOZO」などの各種サービスの企画・開発・運営や、「ZOZOSUIT」「ZOZOMAT」「ZOZOGLASS」などの計測テクノロジーの開発・活用を実施。また、カスタマーサポート、物流拠点「ZOZOBASE」を運営。

「Everpureの最大の魅力は、サービスを止めずにシステムを進化し続けられること。変化の速いビジネス環境で、『進化し続けること』は最大の価値です。EvergreenとEver Agileは、強力な『進化し続けるための成長エンジン』だと確信しています」

柴田 翔 氏 

株式会社ZOZO, EC基盤開発本部 SRE部 ディレクター

年間1,200万人以上が利用するファッションECデータベースがビジネスの要

株式会社ZOZOは、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」という企業理念の下、ファッション×テクノロジーの力で、お客様に笑顔を届けることを目指し、ファッションEC「ZOZOTOWN」などを運営しています。ZOZOTOWNには約1,700以上のショップが出店し、年間の購入者数は1,200 万人を超える、日本最大級のファッションECサービスです。その他、独自の計測テクノロジーにより3D計測用ボディースーツ「ZOZOSUIT」や足の3Dサイズをスマホで簡単に計測できる「ZOZOMAT」、フェイスカラー計測ツール「ZOZOGLASS」を開発、米国等ではZOZOSUITを活用した3Dボディスキャンサービス「ZOZOFIT」を展開するなど、ファッションとテクノロジーをかけ合わせたサービスの提供にも注力しています。

「よりいっそう便利に楽しくお買い物ができるファッションECを目指し、機能拡充やサービス開発に取り組んでいます。そのため、常に最適なサービス品質を維持することを重視して、アプリやWebなどのフロントエンドだけでなくバックエンドのインフラの整備・運用にも注力しています。特にECのようにセールなどで瞬間的にアクセスが集中するサービスでは、基幹データベースの安定稼働とスケーラビリティがビジネス継続の鍵になるためです」と、ZOZO EC基盤開発本部 SRE部 ディレクターの柴田翔氏は述べています。

一般的にECサイトでは、セール期間などに多くのアクセスが集中する傾向にありますが、ZOZOTOWNでは独特のピークパターンを示すこともあります。例えば1~2週間に及ぶ長期間セールのときは徐々にアクセスが増加していく一方で、年始のセールでは日付が変わった瞬間に、急激なトラフィックスパイクが観測されるのです。多数のユーザーが、パソコンやスマートフォンを構えてカウントダウンを待ち、セールの開始と同時に一斉アクセスするためです。アクセス集中が発生しても、システムは安定して稼働し続けなければなりません。

「ZOZOTOWNにおいては、基幹データベースが重要な役割を果たしています。もし基幹データベースで何らかのアラートが発報されたら、さまざまな分野の担当者が駆けつけてくるほどであり、私たちにとって極めて重要なシステムなのです」と柴田氏は強調します。基幹データベースの安定稼働は、お客様へ提供するサービス品質に直結します。つまり、いつでもお客様が快適にお買い物を楽しめる環境を提供するためのデータベースであり、その基盤の選定はZOZOにとって極めて重要な意思決定となります。

進化するサービスのために

ストレージ基盤を1から再検討

基幹データベースのパフォーマンス維持や安定性において、ストレージは非常に重要度の高い要素です。ZOZOでは、従来の基幹データベース環境のリプレースに合わせて、抜本的な改革を検討していました。

「ZOZOTOWNのシステムは、ありがたいことに、ご利用いただくお客様が増えるとともにセール時などにおけるピークの負荷も年々大きくなっており、従来のインフラでは性能面で限界が見えはじめていたのです。ビジネス成長を鑑みて、将来的なトランザクションの増加をカバーでき、仮に何らかの障害が起きてもサービス自体を止めることのない高い信頼性を確保したいと考えていました」と、ZOZO EC基盤開発本部 SRE部 基幹プラットフォームSREブロック長の斉藤一成氏は当時の状況を説明します。

同社では販売から出荷まで内製で運営しており、さまざまな業務フローの負荷が基幹データベースに集中します。物流拠点を増設し、取り扱う商品も増え、データベースに登録されるデータも急増していました。もちろんビジネス成長に合わせて、基幹データベースも定期的にシステムリプレースを実施してきましたが、ストレージそのものの在り方を再検討する段階までは至っていませんでした。その状況を見直し、「つぎはぎにストレージを拡張するのではなく、将来的なビジネスの成長と負荷の増大を見据えて、1から改革すべきだと判断したのです」と柴田氏は振り返ります。

ストレージの改革において、ZOZOが特に重視したポイントは、「サービスを停止しないこと」と「進化し続けられること」の2つです。現在の性能ニーズを満たすだけでなく、サービスを停止することなく数年先のワークロード増大にも対応できることを重視したのです。基幹データベースのリプレースはサービス停止を伴うため、お客様に多大な影響を及ぼしてしまいます。それはZOZOにとって、何としても避けたいことでした。

“無停止進化”の思想に共感

Everpure FlashArrayを採用

ストレージ選定にあたって、ZOZOは複数のベンダー製品について綿密なベンチマークや性能試験を行いました。

検証の結果、「Everpure™ FlashArray™」が有力候補として浮上しました。「ベンチマークや性能試験の結果が非常に良好でした。数値もよかったのですが、最も印象的だったのはサービスを止めずに運用・進化できるという点です。ピュア・ストレージのそうした設計思想がすばらしく、サービスを停止してお客様にご迷惑をおかけすることもなく、将来的な強化を図ることができるのは理想的でした」と斉藤氏は振り返ります。

同氏は、同期レプリケーションによって高い可用性を実現する「ActiveCluster™」技術に着目しました。さらに、FlashArrayのモジュラー型アーキテクチャにより無停止でメンテナンスでき、コントローラアップグレードですらサービスを止める必要がありません。加えて、EverpureのEvergreen®プログラムを活用すれば、サポート契約を継続するかぎり3年ごとに最新のコントローラへの無償アップグレードが提供されます。これらの特性は、ZOZOの基幹データベースが求める要件と非常に合致していました。

綿密な検証の結果、基幹データベースのストレージ基盤として「FlashArray//X20R3」を導入したZOZOは、運用面で大きなメリットを実感することになりました。特に評価が高かったのは、クラウドベースの管理ツール「Pure1」です。

「Pure1は非常に使いやすく、直感的なUIで誰でも操作しやすい点がよいですね。Pure1はストレージ専門家でなくとも利用でき、チーム全体でストレージの状況を共有できるので属人化を防ぐことが可能です。これは大きな改善です」と斉藤氏は強調します。

さらにPure1は、リアルタイムの監視機能だけではありません。過去のデータを分析して、将来的な容量不足やパフォーマンスのボトルネックを事前に可視化する予測機能も搭載されています。実は、ZOZOのストレージ戦略において、これが非常に重要な役割を担ったのです。

「Pure1は利用しやすく属人化が解消され、容量と性能の将来予測によってストレージの増強計画を見直すこともできました。FlashArrayの無停止アップグレードは本当に驚きで、サービス利用に影響することなくコントローラをアップグレードできたことは大きな成果です」

斉藤 一成 氏 

株式会社ZOZO, EC基盤開発本部 SRE部 基幹プラットフォームSREブロック長

想定を超える成長スピード

Ever Agileで早期アップグレードを実現

FlashArray//X20R3の導入後、ZOZOはPure1を活用してストレージの状況を継続的に監視していました。そこで明らかになったのが、想定を上回る急速な成長と負荷の増大でした。

「Pure1で分析したところ、ワークロードが年間約11%のペースで増加していることがわかりました。このままだと、数年後に予定していたリプレース計画まで待てないことが判明したのです。負荷が急速に上昇し、近いうちに性能限界を迎えてしまう状況でした」(柴田氏)

そこでZOZOは、EverpureのEvergreenプログラムの一要素である「Ever Agile」を活用しました。Ever Agileは、既存コントローラを下取り(トレードイン)し、その下取りクレジットを新しいハードウェアの費用に充当しながら、必要なタイミングで上位モデルへアップグレードできる仕組みです。

この仕組みにより、ZOZOはFlashArray のX20R3モデルからX70R4モデルへコントローラアップグレードを実現しました。

「実際の交換作業は初めてということもあり、正直なところ不安でした。本当に無停止でアップグレードできるのか、お客様のご利用に影響が出ないかどうか、非常に緊張しました」と斉藤氏は当時の心境を明かします。しかし実際のアップグレード作業は問題なく成功しました。「レスポンスの悪化は発生しませんでした。お客様は違和感なく、作業中も通常と同様にサービスを利用できたはずです。これには本当に驚きました」

X70R4へのアップグレードの効果は劇的でした。最大負荷は30%以上も低下、平均負荷も安定的な数字へ改善しました。処理速度も向上し、セールの準備に伴う膨大なデータベースの更新作業も余裕をもって完了できるようになりました。これならば将来的にも余裕をもって快適なサービ スを持続できます。

ZOZOは、Ever Agileでの対応を含め、Everpureのサポート体制を高く評価しています。「アップグレードは不安もありましたが、Everpureが リ ー ド し て ス ム ー ズ に 作 業 を 進 め て く れ ま し た 。そ のためSREチームは、いつもの運用業務を継続できました。FlashArrayを安心して利用できるのは、製品や技術の精度だけでなく、EvergreenプログラムやEver Agile、そしてメーカーとしてのサポート体制を含めた総合力によるものと感じています」(柴田氏)

ZOZOの進化を支える成長エンジン

ZOZOTOWNでは、さらなるユーザー体験向上のため、AIやデータ活用によるパーソナライズ強化や、物流・在庫管理の最適化に注力しています。柴田氏らは、新しいサービスや事業の展開を視野に入れ、柔軟で拡張性のある技術基盤の整備や体制の強化に取り組んでいく計画です。

Everpureへの期待について、セキュリティ領域での活用を挙げています。「次のステップとして、データベースのデータを保護するという視点で、Everpureの技術を活用したいと考えています。例えば、SafeMode™機能はランサムウェア対策として有用ですし、Purity CloudSnap™を使用した遠隔地へのスナップショット退避なども強力です」(斉藤氏)

ZOZOTOWNは、日本最大級のファッションECとして、今後も成長を続けていきます。そのビジネスを支えるインフラとして、Everpure FlashArrayは重要な役割を果たしています。

「変化の速いビジネス環境で、“止まらないこと”は最大の価値です。Everpureの最大の魅力は、サービスを止めずにシステムを進化させられること ―― 特にEvergreenとEver Agileは、強力な“進化し続けるための成長エンジン”だと確信しています。そしてEverpureは単なるメーカーではなく、“進化のパートナー”として私たちの成長を共に支えてくれるものと期待しています」(柴田氏)

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