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Everpure | NTT西日本株式会社

DaaS基盤の遅延と運用課題を劇的に解決

NTT西日本は、DaaS環境におけるログオフストームの深刻な遅延を解消し、肥大化する運用・更新作業の負担をなくして安定したサービス基盤を確立する新たな基盤としてEverpure™ を選定しました。

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課題
NTT西日本が提供するDaaS「AQStage 仮想デスクトップ」では、サービス拡大に伴いストレージ環境に深刻な課題を抱えていました。最も大きな問題はログオフストームによる遅延で、最大100ミリ秒もの遅延が発生し、顧客の業務に影響を及ぼすこともありました。さらに、データ削減効果が不十分でストレージ容量が逼迫していたほか、頻繁に発生するデバイスのサポート終了(EOL)に伴う更新作業が、運用チームの大きな負担となっていました。
成果
ストレージ基盤として「Everpure FlashArray™ 」を導入した結果、最大遅延は2ミリ秒程度に改善され、5倍以上のデータ削減率を達成しました。また、直感的に操作可能な「Pure1® 」により特定の担当者に依存していた運用が解消され、約10人体制での運用が可能になりました。さらに、「Evergreen® 」プログラムによりOSのバージョンアップや筐体交換を無停止で実施できるようになり、顧客や運用チームへの負担が完全になくなりました。
遅延を大幅改善
50分の1
ストーム発生時の最大遅延を100ミリ秒から2ミリ秒に改善
高いデータ削減効果
最低5倍
データ削減効果は5倍以上
属人化の解消
10人
ストレージを操作できるスタッフが拡大、属人化解消
運用負荷の大幅軽減
0
EOLは発生せず、更新作業も無停止で実施

概要

NTT西日本株式会社は、関西エリアを中心にシステムインテグレーションやICTサービスを提供しています。同社が提供するDaaS「AQStage 仮想デスクトップ」は2011年から運用を開始し、顧客のニーズに応じて柔軟なプランを提供しています。長期にわたる運用実績と高い信頼性から、2026年現在で累計約7.4万IDの登録があり、さらなる拡大が見込まれています。

長年の運用実績とノウハウが蓄積された 大規模仮想デスクトップサービス基盤

NTT西日本は、西日本地域でシステムインテグレーションやICTサービ スを提供しています。各地域に営業やSEを配置した地域密着型のサービスが強みです。近年は顧 客からの強い要望を受け、データセンターにサービスを集約する取り組みにも注力しており、同社 のバリューデザイン部がその中核を担っています。 

そのひとつであるDaaS「AQStage 仮想デスクトップ」は、2011年から社内用に運用を開始し、今 は顧客向けにも幅広く展開しているサービスです。顧客のニーズに応じて複数のプランが用意され ており、価格や機能に応じて選択できる柔軟性も特長です。長期にわたる運用実績とノウハウの蓄 積が高い信頼性につながり、2026年現在で累計約7.4万IDの登録があり、さらなる拡大が見込ま れています。 

「AQStage 仮想デスクトップは、さまざまなお客さまの要望に応えてきた結果、豊富な機能を提 供できるサービスに成長しました。これだけ多機能なサービスは、ほかにないと自負しています」 と、NTT西日本 ビジネス営業本部 バリューデザイン部 マネージドサービス部門 クラウドビジネ ス担当 担当課長 田中均幸氏は語ります。

ユーザー企業がゼロトラストに注目する中、専用端末が必要な基幹系システムへのアクセスなど、 DaaSを併用しようというニーズも高まっています。NTT西日本では、長年の運 用ノウハウを生かしながら、さまざまなニーズへ応えていきたいとしています。

ログオフストームによる深刻な遅延。メンテナンス作業の負担も肥大化

AQStage 仮想デスクトップは順調にユーザー数を拡大してきましたが、一方でストレージ環境に 深刻な課題を抱えていました。最も大きな問題のひとつはログオフストームによる遅延です。

DaaSは業務利用が中心となるため、一般的な始業時刻の午前9時にログイン、終業時刻の午後5 時にログオフするなど利用パターンが集中する傾向にあります。特にログオフ時は、当日の作業で 変更されたデータが書き込まれるため、ストレージへの負荷が一気に高まります。 

ログオフ時の書き込み量は予測が困難です。例えばユーザーの社内で全社的に資料が配布される など、大きなデータ変更が発生することもあるためです。またソフトウェアの仕様で、ログオフ時に 仮想マシンを作り直す処理も発生します。この再構築作業とデータ書き込みが重なることで、スト レージへの負荷はさらに増大してしまいます。 

NTT西日本では、そうした利用シーンを踏まえてシステムを設計していたものの、想定 以上にアクセスが集中することがあり、従来のストレージでは処理しきれない状況も発生していました。

「遅延が100ミリ秒を超えてしまうこともありました。頻繁にトラブルが発生し、お客様の業務に影響を及ぼしてしまうことが非常に心配でした」とNTT西日本 ビジネス営業本部 バリューデザイン部 マネージドサービス部門 クラウドビジネス担当 主査の平松竜郎氏は振り返ります。

問題を解消する能力をPoCで確認。Evergreenで運用負荷も大幅軽減

NTT西日本は2020年頃、DaaSサービスの基盤刷新を計画しました。その検討 の中で、ネットワークや仮想化基盤を大きく変更する必要性はないと考えられましたが、深刻化し ていた課題を解決するため、ストレージについては抜本的な見直しが必要とされました。 

ストレージ基盤の選定ポイントとしては、第一にログオフストームを解消できる高いパフォーマン ス、第二に優れたデータ削減効果が挙げられました。平松氏は、「VDIと相性がよいブロックスト レージとして、Everpure FlashArrayに注目しました。PoCを実施して設計に対する効果を測定し たところ、遅延解消もデータ削減効果も非常によい数値が得られて、これならば解決策になると判 断しました」と振り返ります。 

平松氏は、第三の検討ポイントとして運用性の向上を挙げていました。従来のストレージは属人化が 進み、特定の担当者しか扱えない状況となっていたためです。FlashArrayは直感的に運用できる管理 画面が特長のひとつであり、これならば大がかりなトレーニングは必要ないと考えられました。 

そしてFlashArrayに決断した第四のポイントが、Evergreenプログラムによる長期運用の実現で す。多数のストレージを運用しているため、毎年のように複数のデバイスがサポート終了(EOL)を 迎え、常に更改作業を行わなければならない状況でした。バージョンアップ作業は顧客環境への影 響を考慮し、都度適切に案内し、日程調整を行わなければなりません。そうした運用業務が大きな 負担となっていたのです。 

Evergreenでは基本的にEOLが発生せず、恒久的にコントローラーを最新版へ更新でき、デバイス の交換時にサービスを停止する必要もありません。ソフトウェアのバージョンアップも無停止で実 施できます。そのためサービス終了の問題は発生せず、顧客へ与える影響もないのです。更新作業 もEverpureが安全な方法で実施するため、現場の運用チームの負担は大幅に軽減されます。 

こうした総合的な評価により、NTT西日本はFlashArrayの本格導入を決定しま した。

大規模なFlashArray環境も負荷は最小。 無停止更新で顧客の負担もゼロ

NTT西日本は、2021年ごろからFlashArrayの導入を開始し、サービスの拡大 に合わせて環境を拡張していきました。2024年には10台目を導入して、実効容量は数PBにおよ ぶ大規模なFlashArray環境を運用しています。 

導入後、平松氏が最も注目したのは、ユーザー数が増加した後の実績でした。導入から2年ほど経 過し、ユーザー数も当時よりずいぶん増えたころにデータを確認したところ、期待していた値を大 きく上回る効果が確認できたのです。 

最も劇的な変化はログオフストームの解消です。以前は最大で100ミリ秒もの遅延が発生してい ましたが、FlashArray導入後は2ミリ秒程度に抑えられています。ログオフストームが発生する 時間帯にも遅延はほとんど発生せず、安定したパフォーマンスを維持できるようになりました。 

データ削減効果も期待以上でした。マルチテナント構成のDaaSという特性上、高いデータ重複 排除効果が得られるという予測はあったものの、非常に高いデータ削減率を達成することができ ました。「少なく見積もっても5倍の効果を達成しています。設計時にもっと収容数を増やしておい てもよかったかもしれないと考えるほどです」と平松氏は述べています。 

運用面でも大きな改善がありました。管理ツール「Pure1」は直感的に扱えて、可視性が非常に高 く、設定の変更やログの出力なども容易です。従来はデバイスに精通した2~3人のエンジニアし か扱えなかったものが、FlashArrayは約10人のスタッフが扱えるようになり、属人化はすっかり 解消されました。 

運用面で最も大きな変化は、更新作業の負担軽減です。同社では10台のFlashArrayのうち8台 のコントローラーを最新版に更新しています。作業はEverpureのエンジニアが全面的にサポート するため、日程を調整するだけで済みました。ビジネスタイムでも問題なく無停止で更新を完了で き、環境へ影響を及ぼすこともないため、顧客へ事前案内する必要はありません。 

可用性の向上も際立っています。田中氏によれば、従来のストレージでは年に1度はトラブルが発 生していたものですが、FlashArray環境ではゼロとのことです。「DaaSに何らかのトラブルが発 生しても、FlashArrayの障害を疑うのは最後ですね。サーバーやネットワークの確認を優先する ようになりました」(田中氏) 

FlashArrayによって大幅な安定化と負荷軽減を実現し、同社はストレージ運用から解放され、 DaaSサービスそのものの品質向上やサービス強化へ注力できるようになったのです。

成長しつづけるDaaSサービス。大規模環境を支えるFlashArrayに期待

AQStage 仮想デスクトップは、最初のFlashArrayの導入後も、予想を超えるペースでユーザー 数が増加しています。そして、今後もさらに増大していくことが見込まれます。 

近年、NTT西日本グループでもVDIの活用が拡大して おり、現在では数万台規模へと成長しています。「この大規模環境でFlashArrayが性能を発揮で きるかどうかを見極め、ノウハウを蓄積し、同様の大規模顧客へのサービス提供・強化につなげ ていきたいと考えています」と、田中氏は述べています。 

また同社では、DaaSの特性を生かし、機密性の高いシステムを運用する顧客へのサービス拡大 を図りたいとしています。金融機関や行政機関など、特定のシステムへのアクセスに専用端末を 利用していた組織においては、DaaSを組み合わせることで端末数を削減しながら、ゼロトラスト のような技術と併用することでセキュリティを強化することが可能です。 

そうしたビジネスの強化を見据えて、NTT西日本は、「Everpure FlashBlade® 」と の連携強化にも期待しています。仮想デスクトップ環境はNAS/ファイルサーバーによるデータ 補完が欠かせませんが、マルチテナント環境の管理が課題のひとつです。Everpureの技術・機能 で強化できれば、サービスはさらなる発展を遂げることでしょう。 

NTT西日本は、AQStage 仮想デスクトップにFlashArrayを採用したことで、 ストレージ運用にかかる負荷や不安から解放され、サービスの成長を支える安定基盤を獲得しま した。AQStage 仮想デスクトップの進化を、Everpureが陰から支え続けます。

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